京都新聞に掲載されました

若手声楽家団体、椿姫に挑む 大津で23日公演

 

関西出身の若手声楽家たちに活躍の場をつくろう-と結成された団体「みやこオペラ京都」が第1回定期公演を23日午後2時から大津市におの浜1丁目のピアザホールで開く。

ベルディ作曲のオペラ「椿姫」を上演する。

関西には多くの音楽大学や音楽専攻を設けた大学があり、毎年多くの声楽専攻の学生を輩出している。

しかし、その卒業生たちがオペラの舞台に立てるチャンスは多くない。

そこで、意欲的な若手歌手が活躍できる機会をつくりたい、と指揮者の金丸克己さん、高谷光信さんらが中心になり、昨春、同団体を結成。

約1年間かけて準備を進めてきた。

公演ごとに実力派の若手歌手をキャスティングする仕組みで、今回の「椿姫」では、主役のヴィオレッタに四方典子さん、恋人のアルフレードに前田満さんをあてたのをはじめ、20~30代のソリストをそろえた。

指揮は金丸さん、演出は澤脇達晴さん。ピアノ伴奏で、イタリア語で上演する(日本語字幕付き)。

金丸さんは「関西の若手歌手の実力の高さをアピールできるメンバーが集まった。本番では、この世代だからこそできる音楽を届けたい」と意気込んでいる。

前売り3千円(当日500円増)。

イースピリットミュージック音楽事務所TEL075(748)9063。

2013年06月20日 11時02分

 

http://www.kyoto-np.co.jp/shiga/article/20130620000048