出演者インタビュー Vol.2

インタビュー第二回目は、稽古のピアノを、そして本番ではオーケストラに代わりピットにて演奏を担当します西尾麻貴(にしお まき)さんです。

現在、海外の歌劇場で活動されているお忙しい中、インタビュー原稿を届けて下さいました。

 

- -

こんにちは!ピアノを担当します西尾麻貴です。

 

ピアノと一口に言いましても、今回は、全体練習の前に行う個人練習の時のピアノ、音楽練習・立ち稽古の時のピアノ、本番のピアノの3つの役があります。

 

それぞれ脳の全然違う場所を使っている感じです。1つ目は、歌手をコーチングすること、2つ目は指揮者、演出家の指導がスムーズに進むようにサポートすること。通常のオペラ公演では、本番はオーケストラが演奏しますので、3つ目の役割が今回特別ということになります。そう、いつもは本番はただただ祈りながら見ているだけ。しかし、最後一緒に演奏できるので、今からとても今からワクワクドキドキしています。

 

オーケストラの代わりにピアノ一台?寂しいんじゃないの?とお思いの方!いえいえ、ピアノ一台というのは凄いことなのです。オーケストラはそれだけで何十人もの人が演奏しますので、まずは第一にその何十人もの演奏家が一つにまとまらなければなりません。そうしますと、歌の表現の細かいところでピッタリ合わせたくても、それは気にしてられない、ということがあるわけなんですね。例えば、言葉には子音と母音がありますけれど、母音のところでオーケストラの音が鳴るととても心地よい訳ですが、それはピアノ1つで演奏した方が上手くいきやすいということです。つまり、ピアノは細かいアンサンブルに適しているということなのです。

 

もちろん、全体のドラマの流れが第一!それはマエストロが素晴らしく作り上げてくれること間違いなしです!その中で、さらにどれだけのことができるか、と、一人密かにファイトを燃やしています。

 

あんまり抱負を語ると自分にプレッシャーなので、このあたりで。笑

 

当日会場でお会いしましょう!